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暖房の光熱費・ランニングコスト比較

暖房器具は電気や灯油などを使い冬場の光熱費の多くを占めてしまいます。下手に暖房器具を使い続けると暖房費だけで数万円の光熱費となってしまうことさえあります。

ここでは、暖房器具を「光熱費(暖房費)」に絞ってどの暖房器具が効率的なのかを徹底比較していきます。

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暖房器具の光熱費を比較する上でのポイント

まず、暖房器具の光熱費を比較する上で重要なのは、同じ暖かさを得るためにどの程度の光熱費(電気代・ガス代・灯油代)が必要になるのかを比較することが大切です。

ここでは、代表的な暖房器具として、「エアコン」「電気ストーブ」「石油ストーブ」についての各種暖房の暖房能力とその運用維持にかかる光熱費を徹底比較していきます。

以上の光熱費計算で利用するのは以下の数値に基づいて計算します。

  1. 電気代:1kWhあたり24円 1kWhのカロリー換算:860kcal
  2. 灯油代:1リットルあたり100円 1リットルのカロリー換算:8771kcal
  3. ガス代:1m3あたり150円 :1m3のカロリー換算:9818kcal

(詳細は「暖房に使うエネルギー源と光熱費」をご参照ください)

単純比で言えば、100円あたりのカロリー量は(kcal/100円)は電気(3583kcal/100円)、灯油(8771kcal/100円)となり、灯油が有利となります。

一方、エアコンは「ヒートポンプ技術」により成績係数(COP)が最新式のエアコンの場合4倍近くあります。

COPは投入した電気の何倍のエネルギーを生み出すことができるのか?という指標になります。

 
成績係数(COP)
kcal/100円
エアコン
4
14332kcal
石油ストーブ
1
8771kcal
ガスファンヒーター
1
7012kcal
電気式ストーブ
1
3583kcal

以上を比較すると、暖房効率を考えた場合、エアコン>石油ストーブ>ガスストーブ>電気ストーブの順となります。

ちなみに、電気や灯油を熱に替える場合、電気・灯油・ガスのがすべて熱に変わるというわけではありません。

光エネルギーとして放出される部分のように、熱以外に利用されてしまうエネルギーもあるわけです。

そのため、実際には同じエネルギーを消費する暖房器具であっても最終的な熱効率は変わってきます。

上記で計算している熱量は仮に全てが熱となった場合という仮定付きの検証となります。

ただし、概ねの数値としては近いものがあるはずですので、光熱費(ランニングコスト)で暖房器具を選びたいという場合はぜひ参考にして下さい。

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「暖房の光熱費比較」の用語解説・関連サイト

ここでは、「暖房の光熱費比較」に関連するお役立ちウェブサイトや通販サイトなどを紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

ヒートポンプ技術とは
ヒートポンプ技術とは熱交換により暖房・冷房の効率を向上させる技術のこと。

COP(成績係数)とは
COPとはヒートポンプ技術の成績を示す指標のこと。

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