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石油ストーブは、灯油の購入と保管、定期的な換気、周囲の空間を確保できる家庭で選ぶ暖房です。 反射式は主に前方を暖め、対流式は本体の周囲へ熱を伝えて上昇する空気で部屋を暖めます。 部屋の広さだけでなく、どこに置き、どこから給油し、どの窓で換気するかまで決めてから選びます。
対象は、室内で灯油を燃やす開放式のポータブル石油ストーブです。 温風を送る石油ファンヒーターとは、電源、温度調節、手入れが異なります。
反射式と対流式を置き場所から選ぶ
反射式は、燃焼部の後ろにある反射板で主に前方へ熱を届ける方式です。 壁に比較的近い場所へ置ける機種もありますが、壁に密着させる使い方はできません。 前方に布団や通り道が入らないか、説明書が指定する距離を測って確認します。
対流式は、本体周囲への放射と、暖まった空気の上昇を利用する方式です。 周囲に空間を取れる部屋が候補になります。 小さい部屋に大出力の機種を置くと、暑くなったときの調整が難しいため、適用畳数と火力調節の範囲を確認します。
スマホでは、比較表を横にスクロールして右端まで読めます。
| 確認すること | 反射式 | 対流式 |
|---|---|---|
| 置く場所 | 前方の空間と、側方、後方、上方の距離を確認 | 本体の全周と上方に空間を確保 |
| 給油 | 取り外せるカートリッジタンクの機種がある | 本体と一体のタンクに給油する機種がある |
| 温度の調節 | 機種が認める燃焼範囲で調節。室温設定の有無を確認 | 機種が認める燃焼範囲で調節。大出力だから使いやすいとは限らない |
| 換気と消火 | 定期的な換気と、就寝、外出、給油の前の消火が必要 | |
短時間で温風を送ることや、設定温度に応じた自動調節を重視する場合は、石油ファンヒーターも比較対象になります。 その場合は、灯油代に運転用の電気代を加えて比較してください。
現行2機種の能力と給油方法を比較する
2026年10月19日にメーカーの現行ラインアップと説明書を確認した仕様です。 木造とコンクリートの目安を使い分け、断熱、天井の高さ、窓の大きさも含めて判断してください。 両機種ともAC100V電源は不要で、点火には別売の単一形乾電池2本を使います。
| 項目 | RX-2226Y | SL-5126 |
|---|---|---|
| 方式 | しん式の反射形 | しん式の自然対流形 |
| 暖房の目安 | 木造6畳、コンクリート8畳まで | 木造13畳、コンクリート18畳まで |
| 暖房出力 | 2.24kW | 5.14kW |
| 燃料消費量 | 0.218L/h | 0.500L/h |
| タンク | 3.7L、カートリッジ式 | 6.0L、本体一体式 |
| 燃焼継続時間 | 約17時間 | 約12時間 |
| 外形寸法 | 高さ475×幅452×奥行324mm | 高さ553×幅460×奥行460mm |
寸法は置台を含みます。 タンク容量が大きくても、燃料消費量が多ければ給油間隔が長くなるとは限りません。 燃焼継続時間は仕様上の目安で、給油のために消火する時間や、実際の使い方によって変わります。
前方を暖める反射式RX-2226Y
RX-2226Yは、タンクを取り外して給油する機種です。 給油時自動消火と対震自動消火装置がありますが、給油の前に自分で消火と冷却を確認する手順は省けません。 暖房の目安が木造6畳のため、広い部屋を暖める機種と単純に料金だけで比較しないようにします。
RXシリーズの公式仕様と、RX-2226Yの取扱説明書(PDF)で、機種名と設置条件を確認できます。
周囲に空間を取る対流式SL-5126
SL-5126は、木造13畳までを目安とする5.14kWの機種です。 本体と一体のタンクへ給油するため、給油する場所と、灯油用ポンプを扱える空間も必要になります。 小さい部屋での使用や、家具の間へ押し込む置き方を前提に選ばないでください。
SLシリーズの公式仕様と、SL-5126とSL-6626の取扱説明書(PDF)を参照できます。 仕様表では購入するSL-5126の欄を確認してください。
灯油代と併用機器の電気代を計算する
灯油代は、燃料消費量(L/h)×使用時間(h)×購入単価(円/L)で求められます。 18Lで購入した場合は、支払額を18で割って1L単価に直します。 配達料が別途かかる場合も、実際の支払額に含めてください。
例えば、18Lを2,340円で購入する条件なら、1Lは130円です。 以下はこの仮定で各機種の定格燃焼を1日8時間、30日続けた場合の燃料費です。 現在の全国平均価格や、同じ室温を保つ場合の比較ではありません。
| 機種 | 1時間 | 1日8時間 | 30日 |
|---|---|---|---|
| RX-2226Y(0.218L/h) | 約28円 | 約227円 | 約6,802円 |
| SL-5126(0.500L/h) | 65円 | 520円 | 15,600円 |
計算は途中で丸めず、表示時に円単位で四捨五入しています。 暖房出力が異なる2機種なので、料金の差だけで燃費の優劣は決められません。 灯油単価が10円/L上がると、同じ使い方での30日分はRX-2226Yで約523円、SL-5126で1,200円増えます。
この2機種は、運転にコンセントの電気を使いません。 ただし、乾電池、しん交換、灯油の運搬や配達などの費用は別にかかります。 暖房出力の「2.24kW」「5.14kW」は燃焼による暖房能力で、コンセントから使う電力を表す数値ではありません。
サーキュレーターなどを併用する場合の電気代は、消費電力(W)÷1,000×時間×電力量単価で加算します。 仮に20Wの機器を8時間、31円/kWhの契約単価で使うなら、約4.96円/日です。 実際の運転モードの電力と自宅の単価へ置き換えてください。
エアコンはヒートポンプで熱を運ぶため、暖房出力と消費電力が同じではありません。 他方式との比較は暖房の光熱費を比べる条件、灯油の購入と配達は灯油暖房の費用と保管へ進めます。
